第二章 2人の争い!(葵の1人称)


今日は、なんとなく気分が悪かった。    
いらいらするというか、憂鬱なのだろう!  
これといって、生きる希望もなく何の価値観も
見出せない。つまらない男である。
そこら辺の安いカップラーメンでも食べて、
バイト行き、終わらせて、1日が終わる。
なんて平和なんだろう!
かつて、戦争が起こったなんて信じられないということを
思っていることではなく、意味の分からない世間に対して
憤りを感じているのだ。!

        (多重人格者の鬱憤!)
 バイトが終わり、今日は、「アフロの気持ちは誰の物」というアニメ
を見なければならない。
一応、言っとくけど強制では、ないぞ!

しかし、今日は私のもう一人の人格者「紅」もそのアニメを
みたいというのだ。私は、紅に限ってそういう子供ッぽい性格
は、ないと思っていた。
私は、紅に
私:「「毎週見てるんだから今週も見せろ」」と強い口調でいったのだ。
紅も強い口調で言い返したのだ。
紅:「俺が、みる」
2人は、別にどっちらかが一人が見れば、もう一人の人格者の
頭にインプットされ、どちらも見たことになるのだ!

だが、2人にとってそういう問題ではない。

私も、紅も、アニメの時だけは体を支配して、
楽しみたかったのだ。自分主体で見たいのだ。

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