人格発見でリカバリー2-2
葵の供述
結局私達は何もしないまま、寝ることになった。
数日が過ぎ、アルバイトの出勤日なので、アルバイトに行った。
バイトは、いつも紅がやってくれるのだ。なんともうれしい事だ。
紅の供述
私のアルバイトの時間だ。私のアルバイトの業種は飲食店である。
そこで、同僚のアルバイトの女の子であるチサトがいる。チサトは、
仕事もそこそこ出来るし、結構自分と仲がよかった。自分の存在
を確かめる、または、実感できると言ったほうが、適切だろうか。
とにかく、自分とチサトがいれば、この店は十分回せる。
社員並に行動力があるといっていい。自慢話になりました。、、
休憩の時間チサトとある話で盛り上がったのだ。
「アフロの気持ちは誰のもの?」と言うアニメで
30分話が尽きなかった。主人公がつかう、八極アフロンとうい、
拳、流派の話でもりあがったのだ。
チサトは、毎週そのアニメを見ていた。それが、私とチサトの
共通点でもあった。チサトがいうには、八極アフロンの
”アフロン天誅ライトニング”
という技について話てくれた。
チサトが言うには、
「”ライトニングという、名前にもかかわらず、
いっさい光る要素がない。”」
さらに続けて、
チサト「でも、主人公 アフロが、言うには、
”アフロ「アフロの髪の毛で、光が吸収 されるのだ。」”
って言うんだよね!」
チサト
「”お前のアフロが光を吸収したら、
温度が上がって、真っ先に髪が燃えて、ハゲになっちゃうよね!
アフロって、元からハゲなのかも!”」
私は、チサトの言ってる事に笑ってしまった。
何か共感も感じる。
チサトは続けて言った。
チサト「” 私、実は、八極アフロンを家で、練習してるんだよね。”」
といって、休憩室と同じ機能を果たす事務所で、その技、格好をみせてくれた。
チサト「”アフロンライトニング〜。”」
私は、チサトをすごいと思った。この技の破壊力。素早さ。
底が見えない。アフロのような宇宙が、創造される。スゴイ!
すごすぎる。その技から繰り出される、光は、アフロには、
吸収されず、私に瞳に直接、線形性の光が入ってくる。
まるで、レーザー銃である。主人公アフロなんか、
アウトオブ眼中(眼中の外)である。
私は、チサトに言った。
紅「”今度それ、自分に伝承しくれよ!”」
チサト「”全然いいよ!今度教えてあげる。”」
紅「”今日はどう?”」
チサト「”いいけど、私の家はだめ!”」
紅「”じゃ、自分の家で!”」
なんだか、スゴイやる気が沸いてきた。
私は、アニメ「アフロの気持ちは誰のもの?」という
番組に夢中だったのだ。
色々話してある間休憩が終わり、仕事を始めた。
仕事は、いつものように大変だった。
時が過ぎ、
私の家で、チサトと、”八極アフロン”という流派を練習する事に
なった。
私は、多重人格であるので、
バイトが終わったら、
第1の人格者である葵に、体を譲らなければならない。
どうしたものか。
”八極アフロン”を、チサトと練習できないよ!