第二章 2人の争い! パート5

2人は無我夢中で殴りあっていた。
夢中になると視界が狭ばまるものだ。
2人はもう、チンチンだけしか見えていなかった。
いわゆる、チンチンの取り合いになってしまった。
私は、自分側にチンチンを強く引っ張った。(少し痛いけど)
紅も負けじとチンチンを紅側に強く引っ張り返した。(少し痛いけど)
その行動を何回もしている間に、チンチンが、
はれてきた。
これは、男の子が性的に興奮したり男性ホルモンが分泌して
起こる性的なものではないぞ
「はれる」とは、そのままの意味で、虫刺されなどに起こる現象で腫れる
という意味だぞ!
勘違いしないでくれよな!
私:「痛いからやめろ」
紅:「痛いから、お前のほうこそやめろ」
もう、2人とも引っ張りすぎて、チンチンが充血してきた。
アニメどころの騒ぎではなかった。
チンチンも引っ張りすぎて、あるものがどくどく
出てきてしまった。
チンチンが、紅く染め上がっていく。
血がどんどん出てくる。
2人は何故か冷静だった。
ティッシュで血を拭いて、サビオを張っていた。
男の象徴である男根を気づけてしまっては、
この喧嘩の意味がないと、2人は気づいたのだ。
まるで、核爆弾で地球を破壊しては無意味とかほざいてる
若者ようであった。
2人は何かに悟ったように
私「もういいわ!」
紅「もういいわ!」
といって、再びアニメを見始めた。
チンチンは誰のものでもなく、放置されていた。
制御できない。
それは、尿意や便意が、脳に伝わらない事を意味している。
アニメを見ている間、尿意なぞ微塵も感じなくて、
おしっこをタレ流してしまった。
その時、私達は、やってはいけないことのように、
罪悪間を感じていた。
私:「神様!俺たちは、存在そのものが、謝っているのですか?」
紅:「神様!俺たちは、いつから神様を見下すようになったのですか?」
雑巾で後始末をしながら、私は紅に謝った。
私達は反省して、考えて、成長した。
2人は、場所分割、時分割を同時に実行するように考えたが、
それは同時に出来るわけがないのだ。
時間と空間を同時には分けられないのだ。
なので、それを同時に実行するために、もう一人の人格を形成し、
仲介者(メディア)を作るようにした。
2人とも、その人格に体の中心をゆだねる事にする。


さて、紅の人格は勝手に生まれたが、もう一人の人格を作れるものだろうか?
2人は、考えていたのであった。
「このことは、2人だけの秘密」である。


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